1年の目標を考える時に大切なこと
「一年の計は元旦にあり」ということわざがあります。
この由来としてあげられるのは、中国の明代に憑慶京という学者によって著された書物「月令広義」です。「月令広義」は中国の伝統的な年中行事やしきたりが解説されているもので、そのなかに「一日の計は朝にあり、一年の計は春にあり」という一文が記載されています。
この意味ですが、1日の初めである朝や一年の初めである正月にこそ計画を立てるべきである、という戒めだそうです。
このことわざのように、お正月の期間中に今年の目標を考える人は多いと思います。そこで、目標を考えるのにあたり、大切なことをお伝えしたいと思います。
目標を考える視点として、
①何をしたいのか?(Doing)
②何が欲しいのか?(Having)
③どうありたいのか?(Being)
の3つがあります。
人は、「あれがしたい」「これがしたい」と「すること」を目標にするか、「あれがほしい」「これがほしい」と「所有すること」を望みます。しかし、「なぜ、そうしたいのか?」と問われると、そのような体験や所有の結果、得られた時の「あり方」や「気持ち」を求めていることがわかります。
例えば、「海外旅行をしたい」と思う人は、その土地を訪れ、出会いを得て、自分の可能性が広がり、「ワクワクした生き方ができるのではないか」と想像します。ですから、本当に望んでいるのは、「ワクワクした生き方」であることがわかります。
今年の目標について、①何をしたいのか?(Doing)、②何が欲しいのか?(Having)を考えて、そして、それが実現した時の「あり方」や「気持ち」を想像し、③どうありたいのか?(Being)をメモしてみましょう。
幸せな気持ちになり、今年の目標を達成する確率が高くなるでしょう!